学校一の王子様に捕まってしまいました。



「高校、どこ行くの?」

て、変態かよ

こんなん、さっきの奴らと一緒じゃん!

急に切り込みすぎた。不審者みたいじゃん

「へ?」


ほら、不思議そうな顔してるし、


「や、あの、中学生だよね?そろそろ意識する時期かな?と思って、」

必死に誤魔化す。
でも、もし高校がわかれば俺もそこに行けば会えるかもしれない


「えっと、榊学園です。」

榊学園は偏差値60くらいの名門校。

前の模試で75だったから、入れると思う。名門校だしお父さんも許してくれるだろう。


「俺もそこ行こうと思ってた。会えるといいな」

嘘だけど、


「名前、聞いてもいい?」


「小坂百合です。中2です。」

中2、一緒だ。うれしい、

「俺も中2、月原海。よろしく」


「よろしくお願いします。」