僕に気づいた彼女はガタッと立ち上がるけど、逃げられないよう立ち塞がる。
久しぶりに近くで見ると、かわいくて。
にやけそうになるのを堪える。
「なんでいっつも僕のこと見てんの?」
クールで、年上ってこんな感じか?
ほんとの僕じゃないけど。
「…いや、えっと。
メガネが似合ってて…かっこいいなって思ってました。
気持ち悪いですよね、いつも見ててすいません」
どうしても、付き合いたいから。
「それって僕のこと好きってこと?」
柊果ちゃんの好きそうな、メガネ男子になるよ。
「ねえ、どうなの?」
屈みながら顔を近づける。
真っ赤な顔で、目は大きく開いて潤んでて。
…きっと僕の聞きたい言葉までもうちょっと。



