メガネの彼に溺愛されてます



ーー

冬休み明けの学校は普段より寒い。
いつもより暖房の温度を上げる。

秋に柊果ちゃんに貸した本は『年上メガネは名探偵』だった。

その本をパラッと少しだけ読むと、クールな年上メガネ男子が出てくる。

クール、年上、メガネ男子。
きっと柊果ちゃんの好きなタイプ。


それからすぐに、ガラッとドアを開けたのは。

冬休み前と変わらない柊果ちゃん。
一瞬目が合ったので、慌ててそらす。



いつもどおりカウンターの正面に座り、本を立ててガン見される。


僕も柊果ちゃんを見つめると、バチッと目が合った。


図書室には彼女と二人きり。
明日は顧問の先生に呼ばれている。
柊果ちゃんに告白するなら今しかない。


本に目を落としてる隙に、柊果ちゃんの席まで移動した。