メガネの彼に溺愛されてます



ーー


「ねえ、ずっとメガネで学校来てるけど、図書室の彼女のため?
なにか進展あったの?」


冬休み前、最後の登校日。
ちょうど帰りの時間が一緒になった麗奈にそう聞かれる。


「…メガネはそう。進展はない」


「え!?もう二ヶ月近く経つのに、まだ進展してなかったの?」


そうなのだ。
いまだにちゃんと話すこともできてない。

ただ、柊果ちゃんを見てるだけで楽しくて。
柊果ちゃんが僕のことを気になって、見てくれている状況を楽しんでた。


「片思いだけど。見ているだけでいいってなってきた」



「なに言ってるの?」



呆れたような顔の麗奈に、バシッと叩かれる。