そのまま本を選ぶと窓際の席で読む。
僕のことを見る素振りはない。
僕の、昨日と今日の違いは。
…メガネなのかコンタクトなのかだ。
今日は目の調子がよくなったので、コンタクトで来た。
はじめて会った日と同じ。
柊果ちゃんはたぶん、一昨日の僕と今日の僕は同じだと思ってて。
昨日の僕は、メガネの別人だと思ってる。
もしかして本当に。
メガネ男子が好きで。
それも。
目が合わせられないくらい、好きってこと?
…だとしたら、ラッキーだ。
ただ、メガネをかけるだけで彼女の気を引けるんだから。
それからは毎日メガネで登校し、僕を覗き見る柊果ちゃんを見続けた。



