メガネの彼に溺愛されてます



話し終えるとふたりしてニヤニヤしている。


「隆の恋ばな、はじめて聞いちゃった。
今までバスケ一筋だったのに」


「へー、そんなにかわいいんだその柊果さん」



「…かわいかったよ。優しいし」


ついつい昨日のことを思い出して、頬がゆるんでしまうのを手で隠す。



「まだ付き合ってもないのに、のろけんなよ!」


「えー、会ってみたい」




「…絶対図書室来んなよ」


そう言うふたりに釘を刺す。