至高の冷酷総長は、危険なほどに彼女を溺愛する -CLASSIC DARK-


「えっと、Aクラス2年Ⅱ組の、真凛ちゃんです」

「2の2のマリンね。今度気ぃ向いたら行くわ」



行く?

行くって……教室に?

朱雀院様が、直々に?



聞き返したいことは山ほどあったけど、朱雀院様は会話を早く終わらせたかったらしい。

すぐさまそっぽを向いて、窓の外を眺め始めてしまった。


たぶん今の「気ぃ向いたら行くわ」は、「行けたら行く」とほとんど同義だと思う。

気が向くことは、まず、なさそう……。


真凛ちゃんと朱雀院様がちょっとでもお近づきになるきっかけができれば……と思ったんだけどな。


非常階段で待ち合わせたときから終始不機嫌だし、早くも嫌われてる気がする。

Aクラスだから、ってのもあるだろうけど、加えてわたしがパッとしない女なせいもあるんじゃ……


「あんたすげぇよ」

「、へ」


会話は完全に終わったと思ってたところに声がかかり、なんとも間抜けな反応になってしまう。