至高の冷酷総長は、危険なほどに彼女を溺愛する -CLASSIC DARK-


SSクラスで、京様と対等な関係にあって。

挙句、現在こんなに不機嫌そうな人のことを、本当に様抜きで呼んでもいいのかな……。



「実はわたしの友だちが、朱雀院、……朱雀院、」

「“くん”」

「す、朱雀院くんっ、に、お礼を言いたがってて……!」



呼んでしまった!

圧に負けて呼んでしまった……。

手がぶるぶる震える。



「礼?」

「は、はい! この前食堂で、“Aクラスが出待ちしてはいけないルールはない”って、庇ってくださったので」


「あー……あの場にいたのあんた達だったっけ。龍泉閣のことを知ったように喋られんのがウザかっただけで別に庇ったわけじゃねえよ」

「それでもわたしたちが助かったのは事実だから……ありがとうございました! 」



ああ、と興味なさげな返答。

酸素足りてないんじゃないかってくらい緊張で息が苦しいけど、あともうひと踏ん張り。



「それで、だから、今度機会があったら」

「クラスと名前は」

「え」

「その友だちの」