至高の冷酷総長は、危険なほどに彼女を溺愛する -CLASSIC DARK-






「静日の出待ちなんか、成功するわけねーよ」


──放課後。

わたしは朱雀院様と一緒に車に乗せられていた。

そう、龍泉閣に向かう道中……である。



お昼休みに、京様から「18時になったら例の裏庭の非常階段に来い」って言われてて。

約束通り向かったら、なんと朱雀院様がいた、という流れで今に至る。


うっ……。
心なしか胃が痛い。



「成功するわけないとは……京様が集会に出席することがないからですか?」

「集会日じゃなくても同じだ。龍泉閣の入り口は、龍泉閣にはないからな」

「……え?」


外観を思い出してみる。

天まで抜けるんじゃないかってくらい高い建物。
取り囲む高い塀。
龍が彫られた、誰の侵入も許さないような厳つい門。



「あの門が入り口じゃないんですか?」

「アレは開かずの門。お飾りのカモフラージュにすぎねーの」

「そう、なんですか……」


じゃあ、一体どこから入るの?