「すばるちゃんは鈴木くんとのランチどうだったの?」
「ど、どうもこうもないよっ? 大した会話してないし、あのあとすぐ帰っちゃったもん」
「そっかあ。体弱いなら早退するのもしょうがないよね」
「え? っあ、そうそう、まだ万全じゃないからって、スズキクン言ってた」
そ、そうだった。
危ない危ない〜っ。
京様演じる“鈴木”くんは、体が弱くて今までずっと学校に来れてなかったAクラスの生徒。
本物を先に知ってしまったせいで、設定をどうにも忘れてしまう。
「あーあ。あたしこの前から朱雀院様のことばっかり考えてるなあ〜。でもおかげで学校に行くのが楽しくなったかも」
「楽しい?」
「うん。今日は会えるかな?とか、目が合ったらいいな〜とか、妄想するだけで楽しいよ! すばるちゃんも好きな人できたらわかるよ〜」



