至高の冷酷総長は、危険なほどに彼女を溺愛する -CLASSIC DARK-






「ごめんごめん! 朱雀院様らしき人が見えて、いてもたってもいられなくなって追いかけちゃった」

「ああ、そういうことかあ……。気づいたら真凛ちゃんいなかったからびっくりしたんだよ」

「あはは、どうもお騒がせしました」



真凛ちゃんがいきなり消えた真相はこれでハッキリした。

それにしても、彼を見かけたらいてもたってもいられないって相当深みにハマってるような!。



「朱雀院様には会えたの?」

「だめだった〜。あたし以外にも声掛けてる子いっぱいいたんだけど、フルシカト!」


「ひえ、フルシカト」

「でも絶対お近づきになりたいから諦めない、また頑張る!」


真凛ちゃんは朱雀院様のことを気になる人って言ってたけど、もうこれって立派な恋だよね。

周りが見えなくなるくらい誰かを好きになれるって、いいなあ。


かくいうわたしも、京様と喋ってるあいだ、真凛ちゃんが途中で席を立ったことにも気づかなかったわけだけど……。

あれは完全に、動揺しすぎてたせい。