幻?

どうか幻であってほしい。


優雅なランチタイム。


賑わう食堂に、またもや現れた、謎のイケメン生徒・鈴木くんに、みんながみんな、視線を釘付けにされていた。


みんなの視線を奪う彼は、一直線に──わたしだけを見ていた。