来なくても許されるんだと勝手に思ってた。


でも、そうじゃなくて……。



「わあ、もうこんな時間だね。一緒に食べてくれてありがとう、宮名さん」


「っあ、いえいえ! こちらこそ、ごちそうさまでした……!」


「うん。じゃあまたいつか、お昼誘うね」

「は、はい! ではまた……っ」



気のきいた返しが見つからなくて、とりあえず深く頭を下げる。



「……あ」


すると、なにかを思い出したように飛鳥井くんかこちらを振り返り。



「昨日のいざこざで、京、相当参ってるだろうから……もし会ったら、体壊さないようにねって伝えてもらってもいいかな」

「は……い、わかりました」