至高の冷酷総長は、危険なほどに彼女を溺愛する -CLASSIC DARK-


「そんな、大そうな人間じゃないけど……ありがとうございます」


うっかり泣きそうになって、それ以上は何も言えずに、もくもくと大トロ丼を食べた。


飛鳥井くんも、向かいで大トロ丼の並盛りを食べていた。



「そういえば、最近は京とよく一緒にいるの?」


そう尋ねられたのは、丼ぶりが空っぽになってから。


よく一緒にいる……。

どう、なんだろう。


飛鳥井くんと京様は昔からの知り合いで、今もちょくちょく会ってるって言ってた。

わたしのことも話したりしてるのかな……?



「ここ2、3日、一緒にいたといえば、いました」

「ふうん」

「なんで、ですか?」

「宮名さんといるときの京って、どんな感じなのかなあって、ちょっと気になってさ」