反射的に言葉が飛び出てきてしまう。



「そっか、よかった。じゃあ今日は僕も、一緒に食べていいかな?」


「は、はい。……え?」


「あ、でも、僕がいたら邪魔か……。お友だちに悪いもんね」



いま、なんて?



「全然邪魔だなんて滅層もないです! あたし今日はお昼いらないのでどうぞふたりで食べてください!」


わたしが返事をするより先に、真凛ちゃが前に飛び出てくる。



「え、いいの?」

「もちろんです。あたし今日は幸せなことがあって、胸いっぱいで食べられないので!」


「へえ、そうなんだ。じゃあお言葉に甘えて宮名さん借りるね」

「どうぞ! 返却はいつでも大丈夫です!」