「真凛チャン、そんなにおれのこと好きでいてくれたんだ?」
「は、はい……! それはもう、心よりお慕い申しております……世界一好きです!!」
「わはは。まじか、こんな熱烈に告白してくれる子初めてだわ」
すごい、朱雀院様のご登場にクラス全員の視線がふたりに釘付けだ。
ていうか真凛ちゃんが1番すごい。
公衆の面前で。
しかもSSクラス且つ龍泉閣幹部の朱雀院様を相手に。
「いつか遊んでよ。これおれの番号。おれラインより電話派だから、気ぃ向いたら連絡して」
朱雀院様は紙切れ1枚を真凛ちゃんに差し出す。
それから一瞬だけわたしを見て、ウインク。
あ、やっぱり真凛ちゃんに会うためだけに来てくれたんだ!
「じゃーね、真凛チャン」
「は、はいぃぃ、この紙切れ一生大事にします、ありがとうございます……うぅ」



