「じゃあもう……大親友、てきな……」
「まさか。親の仕事の関係でちょくちょく会うってだけ」
「ひえ……。おふたり、そんなに高い頻度で会ってたんですか」
「ビジネスだからね。こっちの界隈では、仲良し認定されてたほうがやりやすいんだよ」
「はあ……」
「ただ、飛鳥井は……──」
「飛鳥井くん、は……?」
「……いや。なんでもない」
かぶりを振って黙ってしまう。
こっちの界隈、が何を指すのかはサッパリだけど……。
とりあえず、バレたのはわたしのせいじゃないってこと。
「よかった〜」
安堵のため息が零れた矢先。
「なに安心してんの?」
……そこには、悪魔の笑顔があった。



