「お昼休みに、SSクラスの飛鳥井凌駕くんに話しかけられて」
「………、へえ。それで?」
びくびく、顔色をうかがいながら話を進める。
京様は、あくまで笑顔のまま。
今のところ特に反応に変化はなく。
「今日はお弁当じゃないんだねって聞かれたから、つい、鈴木要くんに引換券をもらったって、言っちゃったんです」
「………」
「そ、そしたら、飛鳥井くんが、食堂の大トロ丼の引換券を差し出してきて」
「ふーん。で、ソレもらったの?」
京様のトーンがわずかに下がって、びくりとする。
「もらいました。それで、ですね。大事な話はここからで──ひゃっ!?」
いざ、と。
覚悟を決めて打ち明けようとした瞬間に。
ぐるん! と視界が一転した。



