勢いで頷いちゃったけど。

ずっと側にいるって……。



「わたし夕方までは学校があります……。夜も、家に帰らなくちゃいけないし」

「学校……あーそっか」


京様が面倒くさそうに脚を投げ出した。

だけど、特に問題とも思ってないような顔で。



「家の問題は……龍泉閣に住ませればいいとして。学校はしょうがないな」


えっ?

今さらっととんでもないことを言われたような……っ。



「学校から戻ったら、1日の出来事を俺に報告する。これは見張りの意味も込めて。いいか?」


「いい、っていうか、報告するのはいいんですけど、その前の部分で、龍泉閣に住むっていうのは……」


「部屋は山ほどあるけど、せっかくならすばると一緒がいいな。この広さあれば、まあふたりでも、窮屈まではないだろ」



いや窮屈どころか広すぎて落ち着かないくらい……!

ていうか問題はそこじゃないのにっ。