恋と旧懐~兎な彼と1人の女の子~

母さんはトイレのあとお風呂に入ったようで,それを音で確認した俺はソファーから移動する。

やっぱり俺の分もあったようで,母さんに忘れられていない事に安堵しながら,食事を済ませた。

食器を片付け,なんとなく食卓を囲む椅子に座っていると。

ほうけていた俺の前に,母さんが戻ってきていた。

ツカツカと歩き回り,あちこち開けて荒らしていく。

そして,部屋の中はメチャメチャに,バッグ等が順番に散らかっていった。