恋と旧懐~兎な彼と1人の女の子~

なに,それ。



『ずっと一緒にいて』



愛深の言葉を聞いて,星に手を伸ばしたいつかを思い出す。

波荒れるように,俺は動揺した。

そして



「暁くん?」



愛深の表情から,全て顔に出ていることを知った。



「や,何でもない」



俺を本気で心配している愛深を見て,俺はそっと目を伏せる。

いくらか時間が経って,となりの愛深が語尾を上げて言う。

繊細で下手くそなやり方だけど,俺は割りと好きだ。