思った通り,愛深の反応はいつも通りで,俺は何となく安心する。
……お礼くらい,言ってもいいよね。
「星,好きなんだよね。だから,ありがと愛深」
自分でも驚くくらい,自然に口角が上がった。
愛深がじっと俺を見ているのが分かったけど,顔をそらそうとは思わない。
数秒して,愛深は思い出すように,ふわりと笑った。
「私も,星……というか空が好きなの。毎日ちょっとずつ違う,日が落ちるまでの一日の色。慰めてくれるみたいな雨とか,夜の温かい黒のいろ。虹がかかったり大きくなったりする月。そういうの全部,綺麗だなって思う」
「そっか,俺も,同じ」



