恋と旧懐~兎な彼と1人の女の子~




「あっチョコとかいける人?」



そして唐突に目を輝かせる愛深。



「好きだけど」



なんて適当に返して見せれば。

愛深はピクリと一瞬反応した。

何故か恥ずかしそうにした愛深は,どこかに行き,何かを買ってくる。

そしてこの内の1つを俺に渡した。

は? 

と思いながら愛深を見ると



「今日,暑いもんね。せっかく来てくれたから,私の奢りだよ。まだ早いからゆっくり食べる時間くらいあるし」



愛深は何でもないようにそう言う。

何か,違うでしょ。

……チョコフラ⚪ペ。

そーいうこと。

レジの後に何かしてたのはこれか。

ってか,来てくれたってなに。

俺が自分で……

そうして,俺は言いたいことがありすぎて1つも出てこない状況に陥った。

愛深に奢られたままで終わる気は無いものの,愛深の呑気な顔を見た俺は



「……はぁ,まぁ,ありがと」



色々納得行かないまま,素直に奢られる事にした。

受け取ったフラ⚪ペが,冷たい。