月下美人【番外編】

うぅ……聖七顔はいいから囲まれてる。

陽菜以外の子に触られたくない。

今すぐ陽菜のだって間に入りたいけど、陽菜はそんなことする資格ないかな……?

陽菜が最初から何もしてなければ……堂々とできていたのかな。

聖七
「ごめん俺約束してる女の子いるから!じゃ!」

「えっ、聖七くん!」

え……聖七……。

私の目の前に立って、優しく笑った聖七。

聖七
「待たせてごめん!暗闇だから結構出れなくてさ」

「……いいの?あの子たち」

聖七
「……まさか嫉妬してるのか!?」