「はぁ……」

カップルコンテスト……夏希出たがってた。

でも私は、夏希の彼女だとみんなに言いふらすほどの自信はない。

夏希
「翠?そんなとこでなにしてんの」

っ!?

我に返れば、夏希が水を止めてくれてた。

「っあ、ごめん」

夏希
「ボーッとしてるけどなんかあったか?」

「あ、えと……え、絵の具!水色の絵の具をこれからいろんなクラスまわって借りようと思ってて」

ち、違う!言いたいのこれじゃない!

いや、これも大事なんだけど!!

夏希
「あぁ、貸すよ絵の具なら」