月下美人【番外編】

「す、すみませんっした!!」

男は頭を下げると逃げてった。

助かった……。

「瑠架、ありがとう」

瑠架
「ほんと彩葉は危ないんだよね」

「危なくない」

瑠架
「いま話しかけられてたのに?」

うっ……。

瑠架はおかしそうに笑うと、

瑠架
「自販機行こっか」

と言ってくれた。

一緒に行ってくれるんだ。

「……瑠架はお化け屋敷なにやるの?」

瑠架
「俺?フランケンシュタイン」