なんで私と一緒にいてくれるんだろ。

夏希
「あー、やっとふたりになれた」

ぎゅっと抱き締められる。

夏希の匂い……。

「な、夏希?」

夏希
「ん」

「だ、抱き締めるの……長くないですか」

夏希
「離れる気ねぇよ」

だ、だめだ、ドキドキ止まんない。

夏希
「そうだ、一緒に風呂入りたいんだったな」

「……や、やっぱりひとりで入ろうかな」

夏希
「あ?」

ひっ、めっちゃ声低くなった。

「すみません一緒に入ります」

夏希
「ん」

今日も持ってね、私の心臓よ。