翠を見れば、これでもかってくらい幸せそうに笑ってて。

いや、可愛いわ。

しかも俺のあげたリップしてくれてるし、俺のあげたピンだってしてくれて。

やっば、優越感たまんない。

「美味しい?」


「うんっ!めちゃくちゃ美味しいよっ」

「ならよかった」

ふふっと微笑んで、クレープを頬張る翠。

俺結構……いや、かなり翠の美味しそうに食べるとこ好きなんだよな。

いつまでも見てられるし。

こういうベタなデートも悪くないな。