月下美人【番外編】

スマホを拾わず私を抱きしめてきた。

っ……!

「ちょ、夏希っ」

夏希
「ほんっと煽んなよ。余裕なくなる」

よ、余裕?

夏希
「まぁいいよ、風呂入ろっか。めちゃくちゃ俺にくっつきたいみたいだし?」

「っほら、みんなのとこ行こ!」

私も夏希の肉体美に慣れなきゃ!!

リビングに行くともう鍋の支度が済んでいた。


愛生
「あっ、翠大丈夫!?」

「えへへ、へっちゃらへっちゃら!」

みんなに心配かけちゃったな……。

買ってあった大きめのこたつの上に置かれたふたつの鍋と食器。

大きめのこたつにしといてよかったかも。