怜央
「夏希くーん、彼女が可愛いのはわかったからカート早く来て」

私と夏希のそばに来た怜央。

夏希
「はいはい。ふたりお菓子とか選んでれば?甘党同士」

怜央
「まじ!?やったー苺行こ!」

「あ、うんっ」

怜央に手を引かれながらも振り向けば、夏希が微笑ましそうに見てた。

もしかして……ふたりにしてくれたのかな。

「怜央、好きなお菓子なに?」

怜央
「好きなお菓子はねーチョコ」

ほら、と見せてきたのはまさかの板チョコ。

ほ、本当に甘党だな。

「塩っ気あるものは好きじゃないの?」