月下美人【番外編】

「む、無理死ぬっ、心臓なり過ぎて死ぬ!心拍数上がってる!」

夏希
「そりゃどーも」

「っ意地悪……」

私の身体を少し持ち上げて夏希の上に乗るようにされた。

み、密着度半端ない……し、死ぬ。

「寿命50年は縮んだ……」

夏希
「アホすぎるわお前。俺の身にもなれよ」

夏希の身?

「え、私なんかしてる?」

夏希
「はぁ……これで耐えてる俺すげーよ」

……?

わからずにいると、チュッと額にキスされた。

「っ……!?」

夏希
「自分で自分の首絞めたって話」

そう言う夏希は苦しそうで、その瞳はすごく色気に包まれていた。