「翠のしたいこと全部しよう」


「いいの!?あともう一つしたいことあるんだけど……」

恥ずかしいのか声が小さくなった。

なんだ?したいこと。

「なんでも言えよ」


「えと……その、お揃いのピアスが〜欲しいな?みたいな……っ」

かぁ……っと顔を真っ赤にした翠。

「お揃いの……ピアス?」

こくこくっと頷いた。

そうだ、翠もピアス開けてたんだった。

あまりにも可愛いお願いに笑みが溢れた。

「いいよ、お揃いのピアス買お」


「ほんと!?やったー!」