瑠架
「あ、それは……押してダメなら引いてみようって碧とかと話してて」

……そういうこと。

「はぁー……」

瑠架
「え、彩葉!?」

脱力感が半端なくてその場にしゃがんだ。

一昨日からの私の涙を返してほしい……。

瑠架
「不安にさせて本当ごめん。……俺と付き合ってくれる?」

しゃがんで私の頬に触れてきた瑠架。

「……るい」

瑠架
「え?」

鞄から作ったカップケーキが入ってるラッピング袋を取り出した。