「彼女いるんでしょ？もう私に構わなくてもいいよ」

瑠架
「え？あれは彼女じゃ、」

「でも」

でも、それでもね。

「私、瑠架が好きなの」

この気持ちは諦めきれなくて。

瑠架
「……え？」

顔を見るのが、怖い……。

フラれるのをわかって告白するってこういう感じなんだ。

「瑠架のいつまでも待つって言葉に甘えてなかなか言えずにいた……けど、好きだって気づくのが遅くてごめん」

瑠架
「……彩葉」

「瑠架の心はもうとっくに他の人に向いてることはわかってるし、告白してもフラれるってわかってるけど……っ、どうしても諦めきれないの」