▷▷彩葉side

次の日、私は学校帰りに本屋に向かってた。

おかしい……避けられてる?

昨日いつもなら帰ったあとLINEとかするのに一切なかった。

なんか隠し事されてるし……。

もしかして、他に好きな人ができたとか?

え……だとしたらどうしよう。

私じゃない誰かが、瑠架の彼女になる。

そんなの……。

──ドンッ!

「いった」

「すみませ……って、ん?」

ん?

ぶつかって顔を上げれば雅がいた。