そうはにかむ陽菜はまじで可愛くて。

今すぐ抱きしめたい……けど、我慢だ我慢。

こんな外じゃ目立つし!

「よし!陽菜早く帰ろーぜ!!」

陽菜
「言っとくけど陽菜の家だからね」

「んなの知ってるわ!」

シェアハウス終わってから陽菜の家に行かない日なんかない。

「つか、今度こそキスとか拒むなよ」

あれめっちゃ傷ついたし……。

陽菜
「……拒まないよもう」

「………えまじ?」

陽菜
「っほら!早く帰ろ!!」

「おまっ、引っ張んな!」

え、まじ?

てことは俺、陽菜にキスできんの?

俺の手を引っ張る陽菜は、さっきよりも耳が赤くて触れる手まで熱かった。

っ……俺、心臓持たねーかも……。