みんなでの打ち上げは今度やることになり、陽菜と一緒に帰る俺。

「なぁ、もう一回ちゃんと話したい」

陽菜
「え?」

歩きながら陽菜の手をそっと握った。

「……俺、まじで陽菜が好きだから。陽菜のわがまま全部聞くし絶俺が守る」

陽菜
「聖七……あのね、陽菜嬉しかったよ」

少し俯きながらそう言った。

耳を見れば真っ赤で。

陽菜
「聖七の好きって一言で全部伝わって、陽菜も素直になろって思って……」

陽菜……。

陽菜
「陽菜も聖七が好きだよ。初めて向き合ってくれた人が聖七でよかった」