「俺と、もう一度付き合ってください!」

ガバッと頭を下げて手を出した。

たくさん遠回りしたけど、好きって気持ちは変わらない。

俺が陽菜を守りたいんだ。

陽菜
「っ……陽菜、もっ、聖七が好きだよ」

陽菜の手が触れて顔を上げれば、ボロボロ泣いていて。

いま……好き、って言った?

「よーっっっしゃぁぁぁあ!!!」

陽菜
「きゃあっ!」

ぎゅっと陽菜を勢いよく抱きしめて叫んだ。

『告白成功だー!みんな!大きな拍手を!』

夏希
「やっとくっついたな」


「よかったぁぁ……!おめでとう!!」

会場に拍手が広がっていく。