▷▷聖七side

本当はふたりきりで伝えたかった。

だけど、素直になれない俺らは不器用かもしんないけどこうした方がいい気がして。

強引でごめん陽菜。

「俺……ちゃんと陽菜と向き合ってわかった。やっぱり俺は陽菜しか眼中になくて、陽菜のことしか見えないんだ」

陽菜
「聖七……」

現に陽菜と別れてからいろんな女に告白されてるけど、いちいち覚えてねーし。

俺の未来、陽菜がいてくれればいい。

いつまでも隣にいてほしい。

「友達期間はもう、今日でおしまいにしよう」

俺も陽菜も、成長してかないとだよな。

きっと俺らは、お互いがいないと成長すらできない気がする。