月下美人【番外編】

「雅……」

そうだよね、戻ってこないわけないし。

気長に待っていようかな。

それから2年生、3年生のカップルたちの質問を終えてコンテストも終わりに近づいてきた。

「……聖七遅い」

彩葉
「陽菜……。ん?え、あれ見て!」

……?

彩葉に言われてステージを見ると、聖七が立っていた。

っなんで?

『ここで告白したいという生徒を紹介します!1年の遊馬聖七くん!』

聖七
「はい!」

バチッ、と目が合った。