月下美人【番外編】

夏希
「残念だな」

本当に残念そうな顔をする夏希。

でもちょっと……見てみたかったり。

更衣室に到着して中を見ると誰もいなかった。

夏希
「俺の鞄にそれ入れとく?」

それと指さしたのは私の持ってるアートだった。

「いいの?ありがとう!」

夏希
「このあと長いし」

「じゃあ私出たとこで待ってるね」

更衣室を出てドアを閉め、目の前のベンチに座った。

2本目のチュロス美味しい……。

愛莉
「あ、いたいたみーどりちゃんっ!」