大河
「姫である以前に大事な仲間で……友達なのに傷つけて本当にごめん」


「信じれずにたくさんひどいことした。本当にごめん翠!」

ガバッ!と土下座したふたり。

もしかして、前回の謝罪の時は極楽鳥花がいたから極楽鳥花としてってこと?

今日、改めて来てくれたんだね。

「ふたりとも顔を上げてよ!」

そう言えば顔をあげてくれた。

「私……こういう言い方も変だけど、陽菜が来てみんなが私を突き放さなかったら今の私はいないと思うの」

夏希
「翠……」

そりゃあ、昴を追いかけて来たのもそうだけどさ。

「極楽鳥花のことを知らない所に行きたくて普通の来栖翠になりたくて……そのおかげで私は、愛生と彩葉と苺に出会えた」