「わがまま聞いてくれてありがと」

なんだかんだで毎日わがまま聞いてくれる。

そんな優しい聖七が好きなんだよ。

音楽室で友達から始めようって話したあの時とは全然違う。

陽菜は聖七のことが好きで、日に日に気持ちは大きくなってるんだ。

聖七
「当たり前だろ?陽菜のわがまま俺が聞かなくて誰が聞くんだよ」

なんて強気で言いながらも耳は赤くて。

文化祭って特別な日なんだな。

「よし!ほらキーホルダーまず作ろ!」

聖七
「はいはい」

今この時間だけは、聖七と楽しく過ごしたい。