月下美人【番外編】

「ねぇ聖七、時間って?」

聖七
「っあ、なんでもねーよ!ほら、アート楽しもうぜ!」

はい、と陽菜の手に薄い紫の絵の具をつけてきた聖七。

変な聖七。

「てかなんでこの色?」

聖七
「陽菜っぽい!」

なんじゃそりゃ。

でも、聖七がそう言うならいっか。

「よし!じゃあ手形つけるねっ!」

まず聖七の額縁に手形をつけた。

ついたかな〜。

「聖七〜!手形綺麗についた!」

聖七
「おぉ!めっちゃいい!」