キーンコーンカーンコン。


それは、午前中の授業の終わりを知らせるチャイムの音。


て、事は次は昼ご飯な訳だ。


話し掛けて来た女子生徒を無視して、教室を出るとたまの教室に向かってダッシュする。


たまと食事がしたい。


しかし、教室にたまの姿は見当たらない。


購買部に向かうとパンを二個購入し、自動販売機に向かって歩く。


自動販売機の前の列にならんでいるのは、間違いなくたまで顔がにやけてしまう。