バーは未成年は立入禁止である。しかし、シリウスは何の躊躇いもなくバーの壊れそうなドアを開けた。
バーは狭く、十人も入ることができないほどだ。カウンター席が並び、マスターがいる後ろの棚にはシリウスの知らないお酒のボトルが並んでいる。
そんなバーには、黒い制服を着たマスターがお酒を作る目の前の席に座り、クラッカーを食べている強面の男性が一人だけいた。その男性の隣にシリウスは座り、「朝っぱらから飲酒ですか?ボス」と揶揄う。
「徹夜で仕事だったんだ。別にいいだろ?」
カクテルを煽り、ボスはグラスをカウンターの上に置く。空になったグラスはすぐにマスターに回収され、「マンハッタンです」と新しいカクテルグラスが置かれる。
「何杯目ですか?」
「三杯目だ!」
「……五杯目です」
マスターに冷静に言われ、シリウスはポカンと口を開けてしまう。酒のことは詳しくないが、カクテルは度数が高いものが多いはずだ。
バーは狭く、十人も入ることができないほどだ。カウンター席が並び、マスターがいる後ろの棚にはシリウスの知らないお酒のボトルが並んでいる。
そんなバーには、黒い制服を着たマスターがお酒を作る目の前の席に座り、クラッカーを食べている強面の男性が一人だけいた。その男性の隣にシリウスは座り、「朝っぱらから飲酒ですか?ボス」と揶揄う。
「徹夜で仕事だったんだ。別にいいだろ?」
カクテルを煽り、ボスはグラスをカウンターの上に置く。空になったグラスはすぐにマスターに回収され、「マンハッタンです」と新しいカクテルグラスが置かれる。
「何杯目ですか?」
「三杯目だ!」
「……五杯目です」
マスターに冷静に言われ、シリウスはポカンと口を開けてしまう。酒のことは詳しくないが、カクテルは度数が高いものが多いはずだ。


