オリジナル曲も3曲披露され盛り上がった。

1曲目は明るいポップな曲で聴き終わった後

(ジュディマリ?)

2曲目はしっとりしたバラード曲で聴き終わった後

(ブリグリ?)

3曲目はまた明るめの曲で締め括った

(ヒスブル?)

なんか色んな人気バンドの曲に影響されててパクリって言うか良く言えばインスパイアされてんのねと思った。

ちなみにバンド名は

『love machine』

モー娘。の曲名と同じバンド名にオタク心に火が付いた剛は大興奮してラブマシーンのライブ中は大輔と二人で最前列でジャンプやヘッドバンギングなんかしたりもしてた。

(なぜポップな曲でヘッドバンギングする?)

ただそうは言っても完全な私の負け惜しみで、ライブハウスに来ていた音楽関係者(悪徳スカウト会社たぬきジジイ)から名刺を受け取って色々話しをしてるのが私の目に入った。

悔しくて悔しくて、今後の方向性について話しをした。

「ライブ鬼やります」

「無理です」

「路上ライブ鬼やります」

「無理です」

「無理無理言うなー!」

「まずはギターがちゃんと弾けるようになってから言えー!」

二人と揉めたりもした。

1日何時間も短い手指で演奏する事で皮がムケ、タコが出来た。

「痛いよー、痛いよー、ジュース開けれないよーお腹すいたよー」

周囲に甘えたりもした。

数ヶ月が過ぎ、段々と上手に弾けるようになりこれなら人前で出来るかなと言えるレベルになり

「よっし!曲作ろ!」

「いやいやまずはコピーをしっかり出来てからな!ギターが上手に弾けるようになってからな!」

「……はい」

コピー、コピー、コピー

しっかりと演奏し歌を歌ってきた。

コピーだらけの日々に不満はあるもののライブハウスで定期的にライブを行い1年が過ぎた。