「……そうなのね。学校はどうするの?」

「その人が住む街が隣町なので学校はそのまま行きます」

「じゃあ、百花には会えるのね。よかったわ」


 それからたくさん話をして百花ママと話をした。お礼におかずとお菓子を渡すと喜んでくれて私は思わず微笑んだ。

 高田家を出ると、家の前に車が止まっていて「有坂さんっ」と叫んで彼の元に近づいた。