「わたしアレルギーがあったとして、目が痒くなったりくしゃみが出たりする感じなんですかね?」
「……怒らないんですか?」
「怒りませんよ。アレルギーは、まあ、わたしも恨むくらいいやですけど仕方ないですし。大好きの言葉が特別なのもわかります」
「宮坂さん……!」
「それはそれとして犬は大好きですけど」
「しっかりとどめをくれるところも好きです」
「よかったです」
…………よくないかも。とどめをくれるところって、なんだ。たぶんあげたままにしないで落とす、みたいなことなんだろうけど、それって名誉なことでもなくないですか。
「とにかく、怒りません。わたしアレルギーの症状の詳細はわからないですけど、白井くんのその、ひとの痛みを同じ立場になって考えようとする感じは結構好きだなって思いましたし」
「っ、宮坂さん!? 俺爆発しますよ、そういうこと言わないでください」



