クールで無口(大嘘)な白井くんは愛が重い








「おまたせしました宮坂さん!」

「あ、おかえりなさい、白井くん」

「……おかえりなさいって、いいですね」

「何が?」



白井くんは、わたしがもやっとしてしまったあれから、わずか3分ほどで帰ってきた。早い。ほんとに少ししか待ってない。



「あのですね、アルバムを買ってきたんです」

「アルバム?」

「はい。ふたりで増やしていきませんか?」

「増やす……、思い出を、ですか?」

「ふたりでの思い出もそうですけど、たとえば俺が、今日の空綺麗だなーって思ったらそれを撮って共有するんです」

「白井くんがおかえりなさいをいいですねって言ったの、なんかちょっとわかってしまってくやしいです」

「え?」



『綺麗だなー、って』って!!! となってしまいました、ほら、白井くんとわたしたちって敬語ですし、こういうの珍しくていいなあ、みたいな……みたいな…………。